ゆあい/湯相
茶室で炉を釜にかけ、湯が沸き立つ、その湯加減のこと。 ⇒ 火相ゆいわた/結綿
大瓶束と梁と交点に付ける飾り物。綿花ともいう。ゆいわたがしら/結綿頭
勾欄親柱上に付する飾りの一つにして図の如き形のもの。ゆうきりんけいやくざい/有機リン系薬剤
防虫効果のある畳には、水田に用いられる20倍の濃度の農薬が使 われているという。ものの本によればこれらを規制する国の基準が ないらしい。有機リン系の薬剤は神経障害を引き起こすが、カーテンなどに付加される防炎剤、抗菌剤、難燃剤、防カビ剤にも使われているという。(白蟻薬剤の関係は1998年頃書きましたが、この手の情報は古くなってしまいましたので、屋台とあまり関係がなさそうなものは暇を見つけて削除するようにしたいと思います。2004年6月)ゆえんがた/油煙形
格狭間の外郭の如き形を油煙形と称す。この形は欄間塀等に用いることあり。ゆえんだし/油煙出
空気抜に同じ。藁葺屋根などにある。ゆえんぬき/油煙抜
田舎などにある空気抜きに同じ。ゆか/床
室内に在って人の座し又は歩行する所なり。ゆかいた/床板
床の板。ゆかちがい/床違い
二つの床の高さが同じではないこと。ゆかづか/床束
大引を支える束のこと。ゆがみばしら/曲柱
茶室において中柱に曲みたる柱を用いることを称す。ゆごや/湯小屋
建築場などにおいて職工用の沸騰所をいう。ゆのなかでへをひったよう/湯の中で屁を放った様
取り留めのないことの形容。ゆきあいつぎ/往会継
押角などを継ぐとき、一方の木の末口と他方の木の末口と接合する場合に称す。ゆきげた/行桁
橋の長に沿える桁をいう。その両脇にあるを耳行桁又中途にあるのを中行桁という。ゆきつり/雪吊り
主として松に施す防雪および修飾の技法。雪風で枝が折れるのを防ぐことが目的。金沢の兼六園でこの装置が見られる。ゆきどめ/雪止
屋根上の雪が急に落下することを防ぐために軒近くに横に取り付けたる板をいう。ゆきなかずみ/行中墨
規矩法の語。ゆきみしょうじ/雪見障子
上げ下げ障子。中ほどで上げ下げできる小障子をいれたもの。ゆきみとうろう/雪見燈籠
図の如く三脚にして割合に低い燈籠。ゆた/雪打
地階に付く差掛けを称する人あり。ゆたづくり/雪打造
差掛を附したる造り方。例えば法隆寺五重塔には最下の層に差掛けを附しありその部分を裳階という。ゆななぶにまつはちぶ/湯七分に沫八分
抹茶の立て方。狂言、〜 むくむくやぁやぁほらほらと、昔ように中高に 猫の背を立てた如くに 〜 [鱸庖丁]ゆみまゆ/弓眉
虹梁の横面の下角から上へ弓形に反ることをいう。ややこしいのですが、「弓眉の面が小さい」などと言う使い方をする時は、 「こうりょう/虹梁」 の項目で図説している部位名称としての弓眉のことを指します。