ABC

こあな/小穴

木に穿つ細い溝。

こあなかんな/小穴鉋

小穴を穿つために用いる鉋。

こい/鯉

(彫刻)中国では諸魚の長とされ上級品に分類される。鱗はその大小に関わらず36枚 (実際には個体によって異なる)あるとされる。日本でも海の鯛ととものにめでたい魚 「やんごとなき魚」とされる。一般には「鯉のぼり」で親しまれ、彫刻では「鯉の 滝のぼり」や鯉に乗る「琴高仙人」を主題としたものがある。

ごい/五意

式尺の墨かね、算合、手仕事、絵用(絵様)、彫物のこと。 設計、施工、積算、装飾。

こういた/甲板

机などの上板。
社の棟上に取付けたる長い木にてその上に鰹木がある。

ごういた/格板

格天井の格縁の間にある板。格板は承塵の一つなり。

こうがい/笄

「かうがい」を見よ。

ごうきん/合金

二つ以上の金属より成るもの。

ごうぐみ/格組

縦横に組たるものにいう。すべて縦横十文字に組むもの。

ごうさま/格狭間

「げじょう」に同じ。香狭間とも書く。

こうし/格子

細かく木を削りて碁盤目の如くに組たるもの。小間返格子、地蔵格子、などあり。
細き木又は竹を建て貫を横たえて窓に取付けたるもの。隔子とも書く。

こうしいりまど/隔子入窓

隔子を設けたる窓。隔子の外方に出張る場合には別に出隔子窓の名あり。

こうじくみ/香字組

障子組子の組方の一種。

こうしこ/格子こ

格子を組織する縦横の木。

こうしだい/隔子台

出隔子窓の台木。

こうしど/隔子戸

隔子付きの戸。

こうじんさま・こんじんさま/荒神さま・金神さま

記紀にでてくる「荒ぶる神」のことで、不浄を嫌うことから火によって不浄を 祓い清浄にするといいます。よって火の神、竈の神として祀られているそうです。 同じく祟りが怖ろしい金神さまは、方位の神様で建築工事などを着手しようとするときに、 「金神避け」というお札を敷地に立てることがあります。ちなみに天神さまとは 梅干の種を割ると出てくる胚のことで、なぜ学問の神様の菅原道眞なのかはわか りませんが、天神さまとして祭られた当時は、何をしでかすかわからない怨霊 として怖れられていたそうです。 火の神=かまどの神=農作物の実りをつかさどる神としても信仰され、正月や田植えに祀られた。 ときには、産神もかねていた。

こうしんしんこう/庚申信仰

干支の庚申に当たる日の禁忌行事を中心とする信仰。

こうせきこう ちょうら/黄石公 張良

左は小池佐太郎の毛筆画習作。 手本にしたと思われる絵は
国立国会図書館デジタルコレクション『萬物雛形画譜』 の 2 に収載されています。


こうそめづき/紅染月

八月をいう。

こうつばり/甲乙梁

こうどう/講堂

経典を講義したり現法したりする堂で、本堂の後におかれる。

こうてつ/鋼鉄

鋼鉄ははがねに同じ。鍛鉄と区別するためには硝酸を一滴注ぐべし。もし濃い鼠色を示すならば鋼鉄なり。又熱して水に忽然投入すれば硬くなりその硬度は熱する温度により自在に変更するものならば鋼鉄なりとする。されどこの識別法は軟鋼の場合に効能なし。

ごうてんじょう/格天井

格子状に直交する棹縁を格縁(ごうぶち)といい、格縁によって組まれた天井板のこと。屋台では屋根上に上がるための開口部を設けます。

ごうてんじょう/格天井

正方形に組造る天井のこと。棹縁天井の竿縁にあたる部分が格子状に組まれ、その間隔が広いものをいう。なお棹縁と呼ばず格縁(ごうぶち)という。格子の間隔の狭いものは組入天井と 呼ぶ。ちなみに法隆寺系建築から平安時代までの仏堂はすべて組入天井。宮殿や住宅には天井はなくすべて化粧屋根裏。平安後期に小組格天井・折上小屋格天井・棹縁天井がみられるようになる。

こうはい/光背

佛像またはその督などの背後につけたる御光。

こうはい・ごはい/向拝

参詣者の礼拝のために社殿や仏堂の正面に差し出された庇部分のこと。後年、装飾化が進んだ。

こうばい/勾配

水平を基準とした傾斜の度合。→法(のり)

こうばいいた/勾配板

勾配を明示するために作りたる木形。

こうばいがゆるい/勾配が緩い

傾斜の度緩慢なるを、愚者の者の凌ぎ易さに喩う。

こうばり/勾張

「はりぎ」に同じ。

こうばりたかくていえたおす/甲梁高くて家倒す

「甲梁強くて家倒す」ともいう。

こうばりつよくしていえおしたおす/甲梁強くして家押し倒す

家を倒れしめざらんための支柱も、強きに過ぐれば、却て之を頓覆せしむ。

こうばるわにす

わにす中最良なるもの。

ごうぶち/格縁

格天井の仕切縁。

こうぶんぼく/好文木

梅の異名。

こうぺるいた/こうぺる板

職人などが舶来銅板を称する語。

こうぼく/硬木

米国では hardwood == 広葉樹、 軟木(なんぼく) softwood == 針葉樹にあてている。

こうぼく/香木

【らんじゃたい/蘭奢待】参照。

こうようじゅ/広葉樹

明治8年に佐野常民が使ったの初めてとされる。 その後林業用語として「闊葉樹」(かつようじゅ)が用いられたが、 今日では広葉樹が採用されている。

こうみょうたん/光明丹

鉛丹なり。

こうらいそでがき/高麗袖垣

菱形組に作りたる袖垣。

こうらいじゃく/高麗尺

現在の一尺は30.3cmであるが、法隆寺では朝鮮半島の様式を伝え、一尺が日本の1.17尺にあるた高麗尺が使われている。薬師寺では唐の様式が伝えられ、一尺が日本の0.976尺にあたる唐尺が使われているという。

こうらいべり/高麗縁

白地に大小の黒紋を用いたりという。

こうらご/小裏甲



こうらん/高欄・勾欄

欄干、手摺りのこと。縁の回りや階段、壇に設けられる欄干のこと。 形式によって分類がある。隅で直交しており隅で張り出した部分が水平なものを組高欄(くみこうらん)。隅で直交してしており隅で張り出した部分が反っているものを跳高欄(はねこうらん)。隅や端部に親柱を立て親柱の頂部に宝珠をつけるものが擬宝珠高欄(擬宝珠高欄)。地覆と架木と束だけから成る簡単なものを半高欄(はんこうらん)。階段の両側の斜面に添って造られた擬宝珠高欄を昇り高欄(のぼりこうらん)。ほかに袖高欄等。





(赤丸)架木のほぞ形状 ほこ木を90度回転させて擬宝珠柱と固定します。

こうりつ/行栗

並木の意味だが道路そのもののことでもある。昔、並木に栗が植えられたことから。

こうりょう/虹梁

中央が上方向に起った梁の一種で、二間以上に架かった大虹梁(だいこうりょう)と小虹梁がある。但し、小虹梁は二重虹梁と呼び、小虹梁とは呼ばない。上に湾曲しているのは水平だと中央部が垂れて見える錯覚を是正するための工夫。弓形に起こった形が虹を連想されることから虹梁という名が。虹梁の呼び名のほかに「月梁(げつりょう)、曲梁(きょくりょう)、([亡]の下に[木]瘤(ぼうりゅ)とも呼ばれた。現存する最古の虹梁は法隆寺西院のもので飛鳥様式をそなえた奈良時代の建築。虹梁は構造的には梁と同じく屋根や天井の荷重を受けたり母屋と庇を繋ぐ役割を果たしている。虹梁は位置や形状あるいは大小によって分類名前が付けられているが、一般的には「大虹梁(大きな虹梁の意味にも使うが二重虹梁と重ねて使ったときの下の大きな虹梁(その両端は身舎柱(もやばしら)に架かる)のことを指す)、二重虹梁(大虹梁と重ねて使う時の上の小さな虹梁のことで長さは大虹梁の半分)、繋虹梁(高さの違う柱(架構の一端は柱の上、他端は柱の中腹に来るように配される(薬師寺東塔裳階の繋虹梁が最古))をつなぐ)、海老虹梁(S字型の虹梁で両端の高低差が著しい場合に用いられる(鎌倉時代に禅宗様として導入された円覚寺舎利殿外陣が早い例))、水引虹梁(向拝の正面に使われる)」などがある。 (屋台では取り付けられる位置によって前虹梁、妻虹梁、腰虹梁などと呼んでいます) 虹梁に装飾が施されるようになったのは鎌倉時代に入ってからだそうです。









こうりょうのしくち/虹梁の仕口

屋台の引きまわし時には、柱との接合部に大きな力がかかります。柱が割れにくくする工夫として、蟻ほぞを二段に加工しています。

ごえもん/五右衛門

釜をいう。盗賊語。

こおりゆき/凍雪

粉雪(ざらめゆき)が凍結したもの。

こがえり/小返り

木の上端の勾配付きなる部分。

こがく/小角

「おほがく」をみよ。

ごかくますの法/五角枡の法

正五角形を基準とする枡と肘木の割り出し方なのだそうです。
いわゆる六枝掛(ろくしがけ)と呼ばれる(垂木の間隔を基準として 枡の寸法を求めて柱間の寸法を決める)木割によっても、 ほぼ同じ結果が得られるといいます。

五角形の対角線を結ぶと「☆」五線星形、五芒星の図形が得られます。この図像の起源はエジプトで至高神ホルスの象徴、天界を表すものだったという。正三角形を交差させた六線星形はユダヤ教の「ダヴィデの星」イスラムでは「ソロモンの封印」と呼ばれる聖なるエンブレムである。また六ぼう星は、キリスト教美術ではあけの明星、マリア、キリストを意味していたり、「海の星(ステラ・マリス)」とも呼ばれ女神ヴィーナスを象徴することもあるという。五線星形も六線星形も天文学からきた図形で、悪の力を封じる魔法のマークであり、恩寵、学識、美徳の象徴として位置づけられ、魔女や夜の妖精に対して守護力を持つという。そのためか棘皮動物のヒトデ(スターフィッシュ)は西洋で神聖視されているらしい。日本では吉凶を占い天文道をつかさどった陰陽師が飛鳥時代から存続し、現在でも神道各派に余風を残すが、その陰陽博士の安部晴明をまつった京都の晴明神社の軒丸瓦の紋が五線星形なのだという。また、修験道の護符に用いられたり、病気除けとして小児の初宮詣の産着の背に縫われたり、鮫除けとして海女の鮑鉄に刻まれているらしい。エジプト起源の星形が魔除けの意味と共に中国を経由して伝来したものと考えられている。日本陸軍の徽章からサッポロビールや雪印乳業(は雪の結晶を意味する六芒星の中に、天の☆を意味する五芒星を閉じ込めている)のマークにも用いられている五線星形、 はたまた五角形の梅鉢懸魚や五角枡の法、そして五角形の一辺の長さと対角線の長さの比は 「黄金比の1:(√5+1)/1」になっています。 メモ…白銀比は1:√2=1:1.132135623731…→A2用紙の半分はA3、その半分はA3…などに利用されている。

ごかっけい/五角形

五角形を基準とした「五角枡の法」という組子の枡の割り方をはじめ、日本の建築物にも黄金比が隠されているそうです。コンパスと定規だけでを描く方法を紹介します。

五角形の作図方法(その1)

 底辺を基準にした作図方法



@底辺となる線分ABの長さを決めます。
A上の図のようにして黄金比を持つ長方形を描きます。
BAを中心にABを半径とする円(緑色)を描きます。
CBを中心にABを半径とする円(緑色)を描きます。
DAを中心にAEを半径とする円(青色)を描きます。
EBを中心にAEを半径とする円(青色)を描きます。
Fそれぞれの円の交点を結ぶと五角形(赤色)になります。

五角形の作図方法(その2)

 対角線を基準にした作図方法


左の図(ハッチ部分は黄金比を持つ長方形) のように対角線ABを基準にしても五角形ができます。右の図は円に内接する正五角形の作図法なのだそうです。

こかべ/小壁

内法材と軒桁とのあいだの壁。(長押や鴨居から天井廻し縁のでの間の小さい壁)

こかべいた/小壁板

(屋台)縁葛と腰虹梁の間にあって組子と組子の間の小壁部分の板。小壁板には 十二支などの彫物が取りつけられることが多い。寺における同様の部分を琵琶板という。

こがえり/小返り

笠木上端のごとく勾配になっているところをいう。

こがれ

香道用語で、残香のこと。

こきほぞ/扱

端にゆくに従って細く削ってあるほぞのこと。

こきりめ/小切目

「はんめ」を見よ。

こく/石

石(こく)は、日本古来の度量衡法による材木や石材の体積を表すための単位で、 (当方での積算や取引には使用しておりますが)計量法による法定計量単位では ありません。たとえば、1尺×1尺×10尺 = 1石 ですから、柱に使用すると したら大黒柱ぐらいの大きさになります。(30.3a×30.3a×3.03b=0.27818立方b) 米、油、水類に対しては180リットルに相当する。

こく/扱く

すぼめるに同じ。「鳥居柱笠木下にて八分に扱くなり」は上部直径を縮小することなり。

こぐ

おそらく上の「扱く」が訛ったもので、同じ意味。 屋台の柱には、土台から上組物まで同じ断面でいくものと、土台から腰固めまでは太く、腰固めから上部は 細く加工するものがあります。「柱をこいである屋台」のほうが、すっきりして洗練した感じに見えます。
左写真はこいで段差になった個所。下図はこいである柱。

こくいちりょう/石一両

徳川時代に米俵一石一両を常相場とせり。

ごくじょう/極上

極上煉瓦の略称。

ごくずり/極摺

板類の両傍端正なるものにいう。即ち板中の最上なるもの。

こくそ/小刻苧

麻の刻みたるもの。

こくそぼり/小刻苧彫

漆塗を施す場合に木地の割目を彫り広げること。麻を飼込みて漆を塗るなり。

こぐち/小口

石や煉瓦や木材などの短辺方向の断面。

こぐち/木口

木材の横切断面のこと。

こぐちあり/木口蟻

土台の隅に用いる仕口の一法にて図の如く一方の木口より蟻指しとなすもの。

こぐちうらごう/木口裏甲

短い木を並べて裏甲となしたるもの。二重裏甲の場合に下を布裏甲となして上を木口裏甲となすことあり。

こぐちかなもの/木口金物

垂木や尾垂木や隅木の先端にかぶせられた金物。

こぐちつみ/木口積

煉瓦の小面のみを表して積みたる壁をいう。

こぐみ/小組

「子組」とも書く。格天井の格間に設けたる格子形。

こぐみごうてんじょう/小組格天井

格天井の格間の内に格子形を取設けたるもの。折上げなるものを折上小組格天井という。

こけらぶき/柿葺き

屋根を葺く薄板をコケラといい、柿(かき)の字をあてているが 本来のコケラの漢字とは少し異なる。板は杉、桧など。茶室や庭門の屋根に用いる。 柿板にて葺いたもの。⇒ そぎ板
こけら板は小型(長さ8寸)で薄い(厚1分?)。土賊板(とくさいた)は長さ2尺、幅3寸〜5寸、 厚2分。園亭や小祠、住宅の庇等に用いる。

ごけさや/後家鞘

他の鞘を間に合わせに用いること。

ごけぶた/後家蓋

他の蓋を間に合わせに用いること。

ごけとくろきはさわってみねばしれぬ/後家と黒木は触ってみねば知れぬ

寡婦の貞操と黒木の乾漆とは、外観のみにては判じ難し。 (ここでいう黒木は皮の付いた丸太のことではなく、竈で黒く蒸し焼きにした薪のことで、どちらも触ってみなければ湿っているか乾いているかわからないということなんだろう。)

ここのま/九間

九間つまり十八畳の空間は書院の基本的な広さであったと同時に 古代の祭き空間にも適用される広さであったという。 能舞台もまた三間四方の九間を中心に四本柱を巡らせている。(相撲場も同じ) 九は一桁の最大奇数であり、奇数を陽数と考える立場からいえば最大の吉数である。 最小の奇数三、三が三倍になって九となり、三三九度の杯はめでたい固めの 儀式に行われ、魔法陣と同じように、平面を九に分割して聖なる空間を 絵解きしたものに曼荼羅図絵がある。

こごみなたにそりかま/屈み鉈に反り鎌

鉈は曲がりたるよく、鎌は反りたるよし。

ごこう/後光

自転車ならばスポークにあたる部分です。この写真の樹種は樫です。輪板(櫛形)が6枚だと後光は18本、7枚だと21本、8枚だと23本になります。
民族学の本によれば、タマは神を意味する古い言葉なのだそうです。スポークが放射状に広がる車輪の形は背光にも似て、それがタマとゴコウと呼ばれるようになった部材の名称由来なのでしょうか。

ここのまのざしき/九室の座敷

表は一間、裏は山(ヤマ=八間)という謎。

こころからこじきとなる/心から乞食となる

乞食となるも心掛けの悪しき故なり。

こころざしはこのはにつつめ/志は木の葉に包め

志だに厚くあららば、贈物は木の葉に包む程の、軽微なるものにてもよし。「志はコラの葉」(コラが何かは不明) 「志は笹の葉に包め」「志は椎の葉」「志は松の葉」〜 御慈悲深い旦那様へ、あがられもせぬ所在の音者、志はほんの松の葉とやら。〜

こころにかきをせよ/心に垣をせよ

心を検束すべきをいう。(検束=自由にさせないこと)

こころのくも/心の雲

心にかかることを喩えていう。

こさる/小猿

木または金物製の戸締り用具にして左右又は上下に動かし得るもの。
小猿控えの上部の小横木。

こさるびかえ/小猿控

「だきびかえ」に同じ。

こし/腰

「破風の腰」長さの中央の部分。即ち拝みよりこじり又は踏止め迄を折半したる所。

こしいし/腰石

根石より少し上にある石層。

こしかけいし/腰掛石

腰掛けるのに都合のいい形をしている庭石。

こしかけいし/腰掛石

茶室、待合いに置かれた敷石のことで、高級な敷石(腰掛石)は貴人用とされ、貴人石と呼ばれる。

こしいた/腰板


障子または壁などに腰張をする板のこと。

こしいたのがくぶち/腰板の額縁

屋台には住宅のようなスジカイがありません。屋台にかかる横応力のほとんどは腰板で抵抗していると考えられます。従いまして、柱のほぞ(溝)に腰板の額縁部分がぴったり納まる必要があるわけです。ここに砂粒が付着した状態で屋台を曳きますと、振動によって砂粒が溝に入り込み、溝と腰板の隙間が(テコの原理で段々と)大きくなって屋台が揺れるような症状が現れますから、屋台にとって清掃は大事な維持管理であるといえます。

「ほぞ」の納め方 (留三枚ほぞ)

こしいたの額縁のとりかえ/腰板の額縁の取替え

屋台では芯去り材を使用することから、幅広の腰板は入手困難かつ高額な部材になります。よって修理の場合には貴重な腰板をできるだけ再使用し、額縁のみを作り直すことがあります。


こしいたわくのしくち/腰板枠の仕口


こしいれめちがい/腰入目違

鎌継蟻継などにおいて敷面下に目違いを立つること。

こしかけ/腰掛

敷面に同じ。
数奇屋の内外の待合をもいう。

こしかけあり/腰掛蟻

尾引などに用いる継手その側面は合缺の如くに見え上端に蟻あること図の如し。「敷面蟻継」ともいう。

こしかけあり/腰掛蟻

すべて蟻にせず、木の半分を蟻とする仕方。

こしかけじゃくり/腰掛決

下見板の下の傍を鍵形に決る。

こしかけだるき/腰掛垂木

「ろじんだるき」をみよ。

こしがため/腰固め




屋台の縁葛の高さに位置する水平横架材で、柱に取り付き腰を固めて根太と共に床板を受ける部材。 腰固めを補強する目的で「腰固めボルト」が用いられる。

こしがためのしゅうり/腰固めの修理

経年使用により破損した仕口部材のみを除去して修理

こしからど/腰唐戸

下部は唐戸の如く上部は硝子障子の如きもの即ち戸と障子の合の小のもの。

こしき

こじきぶくろ/乞食袋

種々の物を一つに入れ置くのに喩ふ。

こしぐみ/腰組

階上の縁下の枡組。

こしこうらいそでがき/腰高麗袖垣

こしざん/腰桟

唐戸の中程より少し下なる横桟。

こししょうじ/腰障子

腰から下が板張りになっている障子。腰が間中(まなか=約1メートル)の場合は間中腰障子。

こしだかしょうじ/腰高障子

腰障子の腰の高二尺内外なるもの。

こしつきがらすしょうじ/腰付硝子障子

「こしからど」の別名。

こしなげし/腰長押

外壁の中程より下に取り付ける長押のこと。

こしぬき/腰貫

総て腰にある貫をいう。例えば縁束の間に取付けた貫。四脚門の腰長押の後ろにある貫等何でも腰貫なり。

こしばめ/腰羽目

床から高さ三〜四尺位の羽目のこと。

こしはりいた/腰張板

板の間などの壁の下方に設けたる羽目板をいう。

こしまき/腰巻

土蔵の下部の他部より厚く塗り廻したる部分。

ごしゅうぎはせんねん/御祝儀は千年

凶事をいわんとする方り、其前にいう詞。

ごしょむね/御所棟

獅子口を有する棟をいう。この名称を用いる人は獅子口と言わずしてこれを「御所棟鬼板」という

こしぬけぶろ/腰抜風呂

京都にて長湯の人をいう。

こしやねづくり/腰屋根造

屋根上に小屋根を設ける屋根。

こしゃく/[子へんに瓜][行にんべんに勺] 「狐豹」に似ている

丸木橋のこと。

こじり/木尻

破風板等の端。

こじるしがんぎ/五印岩岐

幅一尺五寸の岩岐石。

ごしんとうかけ/御神燈掛け


こしをつける/腰をつける

ほぞの根元に突起を付けること。

ごすんしきいぎ/五寸敷居木

松の端柄物の一。その幅五寸厚二寸にてなんでも墨掛寸法なり。

ごせきのほう/五石の法

江戸時代末期の立石の法。

こそば/小傍

小さい物の横面をいう。「こきほぞ」を見よ。

こぞうとしょうじははるほどよい/小僧と障子は張るほどよい

小僧は頭を撲りて、厳しくしつくべし。

こだこ/小蛸

「たこ」。

こたたき/小敲

石面加工の一法なり。即ち槌鑿にて軽く石面を敲き漸々平面に近からしめるものにて鑿切の後に行うものとする。三返小敲、四返小敲などあり。

こっぱやくにん/木葉役人

木の葉の如く、役に立たぬこと。

こっぱをかむよう/木葉を噛むよう

無味乾燥なるをいう。

こていた/鏝板

左官が漆喰を塗るとき左手に持てる柄付きの板にてその上に漆喰を受けるもの。

こてのみ/鏝鑿

鏝の如く曲がりたる鑿。

こてむら/鏝斑

便宜上「鏝村」と書く。塗むらに同じ。

ごてん/御殿

城郭の曲輪に設けられた居住・政務用の殿舎。通常、天守には居住しない。表御殿、奥御殿、本丸御殿などと称される。御殿では対面などを行うため、広間のある書院造りの典型となっている。

ごてんごくらくみてじごく/御殿極楽見て地獄

「聞いて極楽見て地獄」に同じ。

こついた/骨板


こつか/小束

傍らに大束ある場合にそれに対して小なる束を小束という。

こづな/小綱

「小綱によりて破風板のとめ方を示す図」の模写(寸→センチで記載)
(
天沼俊一著 成虫樓随筆 国立国会図書館デジタルコレクション)

文法→「コヅナを通す」
【つりがき】雨滴の滞りなく落ちるようにあけて置くこと。
【五分平方の栓】タルキ隠しや破風板と同じ長さの栓で、板が曲がらないように抑える機能を兼ねる。
「コヅナ」の材料は全部栗板で作り、松の煙を溶かして防腐剤として塗っておく。昭和十七年現在ほとんどこの 「コヅナ」は見当たらず、長さ60センチほどの折れ金具が使われている。

こつらづみ/小面積

木口積に同じ。

ことじかとう/琴柱火燈

琴柱の形に類する火燈。

ことじににかわす/琴柱に膠す

琴柱の位置を移すによりて、琴の調子も変りて面白きなり、之を一所に膠着しおけば、更に変化なし、 変通活用を知らざるに喩う。(ちなみに琴柱とは和楽器であるところの琴の胴に立てて弦の張り具合を変える部品。つまり融通が利かないということ)

ことばのはやし/詞の林

多きに喩う。

ことひきぐさ/琴ひき草

松の異名。

こどもあそび/児童遊

左は小池佐太郎の毛筆画習作。 手本にしたと思われる絵は
国立国会図書館デジタルコレクション『萬物雛形画譜』 の 1 に収載されています。


こともえ/小巴

小丸瓦の軒先に用いる巴瓦。

こなやのぬすっとのよう/粉屋の盗人のよう

厚化粧したる形容。

こぬき/小貫

長さ二間墨掛三寸厚さ七分の杉貫。東京付近の中貫よりは厚い。

こね/小根

「こねほぞ」の図を見よ。

こねほぞ/小根ほぞ

図の様なほぞ。ほぞの根元に突起を付けることを「腰を付ける」という。根元全体を大根という。

このき/小軒

地垂木のある部分を大軒といい飛燕垂木のある方を小軒という。

このきだるき/小軒垂木

飛燕垂木に同じ。

このしたやみ/木の下闇

緑蔭小暗きさまをいう。

このはざる/木の葉猿

小猿というほどの意也。

このはしぐれ/木の葉時雨

木の葉が散り落ちるが雨の如きをいう。

このはてんぐ/木の葉天狗

天狗の劣ったもの。木の葉武者の類い。

このはとりづき/木の葉鳥月

四月の異名。

ごのみ/好み

茶人の名を付けて「利休好み」のように使用する。 利休がいかにも生前それを好んでいたかのように言いはやすだけであり、それが真実で あるかの確証はひとつもない。

ごのめ/五の目

俗に「ぐの目」という。賽のの五目の如き形。

このはなのさくやひめ/木花之佐久夜毘売

富士宮市須山区様の屋台製作の際、木花之佐久夜毘売命が富士山浅間神社のご神体に (姫神の水徳をもって噴火が静まったので富士山を鎮めるために) まつられているということからコノハナサクヤ姫や山幸彦海幸彦などの屋台彫刻を 取り付けさせていただきました。 彫師である彫栄堂さんが提出してくださった説明資料は、 インドネシアの伝説との類似から日本人起源論にも発展しかねない学術的な解説で、 (よく知られている部分は省かせていただきますが)ようするにサクヤ姫は 「生命短し説話」のいわれを語るところの女神とのこと。しかし肝心の富士山との 関連が見えてきませんでした。 薩摩国阿多郡阿多郷の女神(一説では南方系民族)であるはずのサクヤ姫が なぜ富士山なのだろう。その美しさゆえに美しい富士山と同一視されたから(?)、 俗名がおふじさま呼ばれていたから(?)、(神話や伝説の書籍を5冊ぐらい調べたのですが)わからないのでネットを検索しましたら、 静岡県の浅間神社には、「追い帰されてしまったイワナガ姫は、その後日向の国を旅立ち、伊豆の山に身を隠した。そこに、三皇子を出産した後のサクヤ姫が心配して探しに来る。その頃、富士山はずっと火を吹いていて、石や砂が降り続いていたため、サクヤ姫はその富士山やほかの山々に囲まれた伊豆の山は見ることができなかった。そこで仕方なくサクヤ姫は姉の姿を見つけるべく高い富士山へ登ることにしたのだが、登るにつれ、不思議と今まで真っ赤に吹き上げていた火が収まって、とうとうサクヤ姫は姉に会うことができた」という伝説が残っている。 ( http://www.harapan.co.jp/Miyazaki/Turezure/ture_kibana.htmより引用 ) という記述を発見して納得しました。富士山の溶岩洞窟がサクヤ姫の人穴とみなされ(山全体を女神の女陰崇拝?→安産の守護神)ていることについても合点がゆくのです。 蛇足>林芙美子の「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」はサクヤ姫から(?)。

こは/小羽

大八車の輪板(櫛形)と輪板を接合する部材で樹種は樫です。 (櫛形の巾は、大八車の直径が6尺なら7.5pぐらい、3尺なら5pぐらいのようです) 下の写真は接合したところ。(この小羽の樹種は欅)


こば/木羽

「こけら」に同じ。
木端「こっぱ」に同じ。

ごはい/後拝

堂の前後に向拝を設けたる場合に前面なる眞正のを前拝といい後面の向拝の如きものを後拝という。

こばいた/木羽板

「こけら」に同じ。小羽板とも書く。

こばいたぶき/木羽板葺

「こけら葺」に同じ。小羽板葺とも書く。

こばぜ/小鉤

「つりこ」に同じ。

こはぜかけ/小鉤掛

金属板葺の屋根においてその板を釘打にせずにして小鉤にて留めること。

こはだ/木皮

木の皮をいう。

こばだて/小端建

物を竪に置くこと「割栗石小端建に敷込み」など。

こばね/小羽根

小羽根釘に同じ。

こばねくぎ/小羽根釘

土居葺の竹釘。小羽釘とも書く。

こばめ/小羽目

小壁の所を羽目になしたるもの。

こはる/小春

聖徳太子の時代の中国、 「十月、天気和緩、春に似たり、ゆえに小春という」 〜 陰暦十月は気候和暖春に似たればいう。〜 今でいう11月頃。小春日和とは無関係。

こびき/木挽き

用材にするために丸太を大鋸で挽いて製材する職人のこと。 効率よく材が取れるように丸太に墨付けをして、根元の方から鋸を入れて 挽きはじめる。湿り具合などの状態によっては鋸の目立てを変える。 大きな材では一枚を挽くのに一日かかることも。 鋸の目立ても仕事のひとつ。機械による製材との違いは、鋸厚による損失が 少なく、鋸刃が熱を持たないため用材が痛まないこと。無垢の天井板などを 取るのに適している。
(丸太の製材業者は年々減少する傾向にあるようです。手挽きと同じく 熟練した技術と技能が必要であり、製材の上手い下手は大工にとっても重要です)

こびきのいっしょうめし/木挽の一升飯

大食いをする職業。

こびきのふんどし/木挽の褌

気(木)にかかるという謎。

ごひゃくはちじゅうねん/五百八十年

末永き事にいう。 〜 鼻そげ似たり手をひいて帰り、それより五百八十年まで。〜

ごひら/碁平

木材の矩形断面のもの。正角(しょうかく)に対して平角(ひらかく)などという。

こびらおこし/小平起

規矩法の語。屋根の如き斜面を垂直面もしくわ水平面に同転にすること。

こぶし/小節

木材において差渡四五分程の節が長さ二間に付一方に二三ヶ所以内あるものを小節材又は小節と省略する。上小節は差渡二三分程までの節が前記同様にあるもの。

ごぶごぶ/五分五分

互に平均して出入等差なき事にいう。

こぶしばな/拳鼻


「きばな/木鼻」の項。

ごふくしょうしゅうのず/五福祥集ノ図

左は小池佐太郎の毛筆画習作。 手本にしたと思われる絵は
国立国会図書館デジタルコレクション『萬物雛形画譜』 の 3 に収載されています。


こぶだし/瘤出

石面仕上げの一つ。「えごぎり」の類なれど縁と突出部との境が不規則にして突出面も瘤出又は玄翁払いなり。

こぶとり/瘤取

玄翁にて石の大瘤を払い落とすことを玄翁払いといい、それより荒く鑿目を入れて小瘤を落とすことを瘤取りという。瘤取の後を鑿切をなす。

ごふん/胡粉

貝殻を粉末にしてこれを水簸して製したるもの。

こぼう/小棒

地固めに用いる棒にして長さ五尺差渡二寸五分程。

こぼうつき/小棒突

一人一本持なる小棒にて地固めをなすこと。

こぼくはつきがたし/古木は付き難し

移植すれば枯れること多きをいう。

こぼくはなさく/枯木花咲く

「枯れ木に花」に同じ。

こぼくはるにあわず/枯木春似合わず

世に捨てられたる人に喩う。

こぼくはつきがたし/古木は付き難し

移植すれば枯れること多きをいう。

こぼれまるば/飜松葉

襖などに用いる模様の一つにして松葉を不揃いに配置したもの。

こぼれる

はみでるに同じ。

こぼそ/小ぼそ

「ちぼそ」に同じ。

こねほぞ/小根

ほぞの腰を付けること。

こま/小間

垂木、根太、等の間。
瓦葺において各瓦の現れる部分の幅。即ち流しに直角なる幅。流れに平行なるのは葺き足なり。

こま/小間

茶室の称。広間に対して四畳半以下の草庵茶室をいう。

こまい/小舞

屋根下又は壁下地なる竹又は貫にして種類により広小舞、敷小舞、割小舞、化粧小舞、野小舞等あり。

こまいかき/小舞掻

ある物に漆喰を塗るため縄を纏うこと。
壁下地を作ること。
右職人。

こまいぬき/小舞貫

小舞に用いる貫なり。普通三寸貫を用いる故その貫を小舞貫とも称す。

こまいなか/小舞中

入中に同じ。

こまいなわ/小舞縄

壁下地に用いる縄。

こまがいし/小間返し

幅と間の同じこと。

こまびたい/駒額

蓑甲の上方にあって鬼板などの前の部分をいう。

こまいぬ/狛犬・高麗犬・胡麻犬

神の使いで魔よけのために神社の社殿の前に置かれている一対の獣で阿・吽の形をしていることが多い。狛犬が日本に定着したのは 飛鳥時代以降の奈良時代に入ってから。正式には頭に一角を持つのが狛犬で、持たないものが獅子。 一対の狛犬のうち「左獅子 於色黄 口開 右胡麻犬 於色白 不開口在角」として、獅子と狛犬を種類の異なる動物と見做していたこともあったという。
一対の狛犬に向かって右が「阿」、左が「吽」、(阿吽=初めと終わり)稀に両方とも口を開いているものもある。 象、ライオンの形をしている狛犬は宮門、廟前で大陸の風習。ちなみに、狛犬は全て雄であると「造園大辞典」に記されていたので、 古老に真偽を尋ねてみたところ、何にでも陰陽があるのだから、そんなことはないとのこと。結局、よくわからない。

こまいぬのあしをくくるとうせものがでる/狛犬の足を括ると失せ物がでる

俗説。〜 失物はうする時ぞと思ひとり、括るもほどく胡魔犬の足。〜

こまがえし/小間返

幅とあきとを同じになるようにしたもの。
垂木割りの一つ本繁割に同じ。

こまがえしこうし/小間返格子

格子この幅とあきとを等しく作りたる格子。

こまがた/駒形

将棋の駒の如き形。「駒形勅額」など

ごまがら/胡麻殻

胡麻殻決りの略。

ごまがらじゃくり/胡麻殻決り

丸柱の表面などに並べて彫った縦の決りのこと。

こまのかしら/駒の頭

抱控の上方に取付けたる木にして図の如き形になしたるもの。

こまよせ/駒寄せ

出入りが頻繁でない正門の前の余地の公道沿いに、人馬が門内に入るのを防げる目的で設ける低い(高さ1m内外)手すりであり、 出入口ではあるが出入口らしく作らず、普段は閉じておく柵のこと。 原義⇒@小間寄せから駒寄せ、A馬場に作ったので駒寄せ

こまよせ/駒寄

駒寄と駒寄の親柱

@駒寄親柱 A駒寄笠木 B駒寄子柱 C小壁板

こまよせぼると/駒寄せボルト

右手方向に見えているのは綱通し金物

こまるがわら/小丸瓦

糸丸瓦よりは少し太い瓦。

こみいた/込板

幣軸の脇羽目を人によりて込板という。又蹴込板をもいう。

こみせん/込栓

仕口の固めに用いる栓。

こみせんかま/込栓鎌

柱へ貫を差込て固める一方にして図の如く貫を鎌継にして込栓にて固める。

こみせん/込栓

接合した材が離れないように両材をつなぐために打ちこまれる栓。栓の細いもの。

こむねづくり/小棟造

短い大棟を取たる場合などにいう。

こめひとつぶあせひとつぶ/米一粒汗一粒

農夫の辛苦多さをいう。

こもちやまがた/子持山形

模様の一種にして細大の山形より成り立つもの。

こや/小屋

小屋組の略称。
天井と屋根の間の部分をもいう。
仮説建物をもいう。
小さい家。

こやあらためぐち/小屋改口

天井に設けたる口にて小屋内検査等の場合にそれより登り入るなり。

こやぐみ/小屋組

屋根を受けるために設けた構造にして周壁の上にあるもの。

こやづか/小屋束

梁、桔木の上に置いて母屋、桁を支えるもの。小屋組みの束。かぶら束、與次郎束、枝束、棟束、扨首束、杵束、眞束、など。

こやぬき/小屋貫

小屋束を相連結するため差し通して楔固めとなしたる貫。

こやね/小屋根

煙突または屋上窓の背後に設けた小さい屋根。

こやはさみぎ/小屋挟木

小屋束を連結するための木。

こやばり/小屋梁

小屋組の最下にある梁。

こゆび/小指

情婦をいう。

こゆびのつめをのばすときおくがよくなる/小指の爪を伸ばすと記憶が良くなる

俗説。

コールタール

防腐剤の一つにして黒い不透明の液体。

ころくがつ/小六月

陰暦十月をいう。

ころばぬまえのつえ/転ばぬ前の杖

前に注意すれば、後に転倒の患なし。

ころばしねだ/転根太

「うめねだ」を見よ。

ころばしゆか/転床

根太を地面じ直接に置渡して作りたる床。

ころび/転

柱等の傾斜。半転、八つ中の転など。

ころもかけ/衣掛

「きぬかけ」ともいう。武家雛形にはころも掛といえる。

こわきど/小脇戸

「つまど」に同じ。
大門脇なる潜戸。

こわきばしら/小脇柱

門の大柱脇なる小門の柱。

こわきばめ/小脇羽目

戸などの脇にある狭い羽目のこと。

こわきもん/小脇門

大門脇の小門。

こわり/小割

成が一寸〜八分位の木材。大小割、並小割の別あれど単に小割りといえば並小割りの意なり。

こわりもの/小割物

目板、四分一、大小割、並小割などの類。

コンクリート

混凝土、混栗土。などとも書く。石灰又は「せめんと」に砂と砂利などを混ぜて製したるもので基礎等に用いる。

こんぴら/金毘羅

ガンジス川の鰐、クンピラが神格化して仏法の守護神となったもの。 渡来してからは大物主神と混同された。

ごんげんづくり/権現造り

本殿と拝殿の間に中殿のある神社造りの一つ。本殿と拝殿を石の間でつなぎ一棟の建物としたことから石の間造りともいう。徳川家康をまつる日光東照宮に採用されたことから、権現造りと呼ばれる。北野天満宮では石敷きであった石の間の床は、東照宮ではは一段低い板張りととなっている。→しんめいづくり/神明造り

ごんげんどりい/権現鳥居

「りょうぶとりい」を見よ。

こんごう/金剛

金剛垣の竪子。

こんごうがき/金剛垣

二王門等の前に設けたる図の如き垣。普通緑色に塗りあり。

こんごうさく/金剛柵

「こんごうがき」に同じ。

こんごうりき/金剛力

金剛力士の如く強力。金剛力士し俗にいう仁王の事也。

ごんた/権太

悪戯強くして制し難き小児をいう。

こんにゃくでいしがきをきずく/蒟蒻で石垣を築く

成り難き事に喩う。

こんにゃくのきのぼり/蒟蒻の木登り

震い上る(戦慄)という謎。

こんやのじごく/紺屋の地獄

紺屋は常に違約して人を詐るより、死して地獄に堕つ、其地獄別にありという。 「鍛冶屋の地獄」も同じ。(紺屋と鍛冶屋が期限の約束を守らないという諺が異常に多くみられる)

こんやのじしん/紺屋の地震

相済まず(藍澄まず)という謎。

こんろう/軒廊

本家の左右に取付きある廊下。


ページの先頭に戻る
ホームページに戻る